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データ

マキタ18Vの売り時はいつか|40Vmax世代交代で中古相場はどう動くか (2026年)

公開:2026-07-07
マキタ 18V 工具の売り時と 40Vmax 世代交代による中古相場の動き 2026年

「マキタの 18V、40Vmax も増えてきたし、そろそろ売った方がいいのか」— 結論から書くと、売るなら「現行機のうち」か、遅くとも「型落ち 1 世代目のうち」 です。根拠は感覚ではなく、当サイトが登録している中古・買取相場 (2026 年 4 月時点) の割り算です。現行の TD173DRGX は定価の 54.2% が中古相場に残っているのに対し、3 世代前の TD170DRGX に残っているのは 29.3%。世代が 3 つ違うだけで、残価は半分近くまで痩せます

この記事では、マキタ 18V 機の残価の実データを並べたうえで、「いつ売るか」「どこで売るか」「売った後どうするか」の 3 点を順に片付けます。

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工具は使っている限り値下がりが止まりません。「まだ使えるから」と寝かせた期間の分だけ、出口の値段は削れていきます。

いま持っているマキタ 18V はいくらで売れるか — 残価の実データ

まず現物の数字からです。当サイトが中古相場・買取相場・定価の 3 点を検証済みのマキタ 18V 機について、残価率 (中古相場中央値 ÷ 定価) と買取率 (買取相場中央値 ÷ 定価) を並べます。

「マキタ 18V を売る」で検索した人の多くが持っているのは TD17x 系のインパクトのはずなので、以降はこの 4 世代を軸に読み解きます。

現行 TD173DRGX の買取相場は 2.5 万〜4.0 万円。TD170DRGX まで落ちると 0.7 万〜1.5 万円 — 同じ「18V インパクト」でも出口は 3 倍近く違う。

世代が 1 つ進むごとに、残価率は 7〜9 ポイント落ちる

TD17x 系の残価率を新しい順に並べ直すと、54.2% (TD173) → 46.8% (TD172) → 38.5% (TD171) → 29.3% (TD170) 。隣り合う世代の差は 7.4、8.3、9.2 ポイントで、1 世代につきおよそ 7〜9 ポイントずつ、階段状に削れていく 形です。

これは同一時点 (2026 年 4 月) の横断データなので、「あなたの TD173D が来年 46.8% になる」という予言ではありません。ただ、マキタ 18V インパクトはほぼ 2〜3 年周期で世代交代してきており (TD170D: 2016 年 → TD171D: 2018 年 → TD172D: 2021 年 → TD173D: 2023 年)、後継が出るたびに旧世代の値札が一段下がる、という構図自体は 4 世代分のデータが揃って示しています。HiKOKI の 36V インパクトでも WH36DD 52.6% → WH36DC 45.6% → WH36DA 31.3% と同じ階段ができており、マキタ固有の現象でもありません。

一方で興味深いのは丸ノコです。2016 年発売で廃番の HS631DRGX が残価率 50.0% を保っており、インパクトほど世代落ちのペナルティが大きくありません。「売り急ぐべきはインパクト、丸ノコは慌てなくてよい」 というのが、このデータから言える使い分けです。

なお TD17x 各世代の機能差 (どの世代までが現行同等の性能か) は TD173D〜TD170D の 4 世代比較の記事 に、全カテゴリ横断の残価率ランキングは 電動工具の残価率ランキングの記事 にまとめています。

40Vmax への世代交代は、18V の相場にどう効くか

2026 年のマキタは 40Vmax (XGT) のラインナップ拡充を進めており、「18V はもう古くなるのでは」という不安が売り時の検索につながっています。データで冷静に見ると、こう整理できます。

まず、18V LXT は現行プラットフォームとして継続中 です。現行 TD173DRGX の残価率 54.2% は今回検証した 28 機種の中でも 3 番目に高く、少なくとも 2026 年 4 月時点の中古市場に「18V だから売れない」という兆候は出ていません。40Vmax の主力 TD002G の中古相場は 4.5 万〜7.0 万円 (バッテリー付きセット流通が中心) と高値で、40Vmax 側の中古需要も立ち上がっていますが、それが 18V の値札を崩している形跡は現時点のデータにはありません。

そのうえで、TD17x のカーブが示すとおり 残価を削る最大の要因は「世代落ち」 です。40Vmax への移行が進み、18V の後継サイクルが止まった機種から順に「型落ち」の扱いになっていく — これが 18V 相場の長期的なリスクシナリオです。つまり「40Vmax が出たから今すぐ暴落」ではなく、「持ち続けるほど階段を 1 段ずつ降りていく」という従来どおりの値下がりが、これからも続くと読むのが実データに忠実な見方です。

自分の使い方で 40Vmax に乗り換える価値があるか (バッテリー資産の扱い、二重投資のコスト) は 40Vmax と 18V の乗り換え判断の記事 で実算しています。売り時の判断とセットでどうぞ。

「18V が暴落する」データは無い。あるのは「世代落ちで階段状に下がる」データ — 売り時を決めるのは 40Vmax ではなく、手元の機種の世代。

買取とフリマの使い分け — 差は 11〜15 ポイント

売り先は大きく「買取業者」と「フリマ・オークション (中古販売)」の 2 つで、実データ上の差は次のとおりです。

  • TD173DRGX: 中古相場中央値 45,000 円 / 買取相場中央値 32,500 円 — 差 12,500 円 (15.0 ポイント)
  • TD172DRGX: 中古中央値 36,500 円 / 買取中央値 25,000 円 — 差 11,500 円 (14.8 ポイント)
  • TD171DRGX: 中古中央値 25,000 円 / 買取中央値 17,000 円 — 差 8,000 円 (12.3 ポイント)
  • TD170DRGX: 中古中央値 17,000 円 / 買取中央値 11,000 円 — 差 6,000 円 (10.3 ポイント)

検証済み 28 機種全体でも、残価率と買取率の差の中央値は 14.2 ポイント。フリマで売れば買取より 1〜2 割ほど高く売れる可能性がある代わりに、出品・梱包・発送の手間と取引リスクを自分で負う 、という構造です。金額差が大きい現行機・準現行機 (TD173D・TD172D クラス) ほどフリマの手間をかける価値があり、TD170D クラスまで落ちると差は 6,000 円程度なので、まとめて買取に出して即現金化する方が合理的になってきます。

フリマで売る場合は、相場より極端に高い・安い出品が混ざる市場でもあるので、メルカリ中古工具の注意点の記事 で相場観と落とし穴を確認してから値付けしてください。とくに 非純正の互換バッテリーを付けた出品はトラブルの元 です (互換バッテリーの危険性の記事 参照)。各機種の個別ページには、その機種の中古相場データと売却時の導線もまとめています。

売った後の受け皿 — 現行 18V か、40Vmax か

売って終わりではなく、次の 1 台までが売り時の判断です。選択肢は 2 つあります。

18V を続けるなら、現行 TD173DRGX への買い替え が素直です。手持ちのバッテリー・充電器がそのまま使えるので、本体だけの入れ替えで済みます。TD172D を買取中央値 25,000 円で手放し、TD173DRGX (フルセット定価 83,000 円・税別) の実勢価格に充てる、といった乗り換えは資産を無駄にしません。バッテリーと充電器は、18V 機を 1 台でも使い続けるなら手放さないのが定石です。

作業内容が高負荷寄りなら、40Vmax への乗り換え も受け皿になります。ただしバッテリーが非互換のため、売却額の使い道は本体ではなくセット購入の原資になります。損得の実算は 40Vmax と 18V の乗り換え判断の記事 に譲ります。

まとめ — 売り時は「世代」で決める

  • 売るなら現行〜型落ち 1 世代のうち: TD17x 系の残価率は 54.2% → 46.8% → 38.5% → 29.3% と 1 世代ごとに 7〜9 ポイント削れる
  • 40Vmax で 18V が暴落しているデータは無い: 効いているのはあくまで世代落ち。ただし持ち続けるほど階段は降りる
  • 丸ノコは慌てなくてよい: 廃番の HS631DRGX でも残価率 50.0%。売り急ぐべきはインパクト
  • 現行機はフリマ、旧世代は買取: 差額 1 万円超ならフリマの手間に見合う。TD170D クラスは買取で即現金化
  • 売却額は次の 1 台の原資に: 18V 継続なら TD173DRGX、高負荷用途なら 40Vmax (判断は乗り換え記事へ)

よくある質問

TD172DRGX はいつ売るのが得ですか?

TD172DRGX は廃番ですが、残価率 46.8%・買取相場 1.8 万〜3.2 万円 (2026 年 4 月時点) と、まだ「型落ち 1 世代目」の値が付いています。1 つ下の世代の TD171DRGX は残価率 38.5% まで下がるので、次の世代交代で立ち位置が繰り下がる前、つまり値が残っているうちに動くのが実データ上は有利です。

TD170DRGX でもまだ売れますか?

売れます。買取相場 7,000〜15,000 円・中古相場 1.2 万〜2.2 万円 (2026 年 4 月時点) です。ただし残価率は 29.3% まで下がっており、フリマと買取の差も 6,000 円程度なので、手間をかけてフリマで売るメリットは小さくなっています。買取でまとめて現金化し、現行機への買い替え原資にするのが現実的です。

バッテリーと充電器も一緒に売るべきですか?

18V 機を 1 台でも使い続けるなら、バッテリーと充電器は手放さないのが定石です。マキタ 18V LXT はバッテリーを機種間で共用できるため、本体だけ入れ替えれば資産が生きます。18V から完全に撤退する (40Vmax へ全面移行する) 場合のみ、セットでの売却を検討してください。非純正の互換バッテリーを混ぜた出品はトラブルの元なので避けること。

40Vmax が増えたら 18V の中古は暴落しますか?

2026 年 4 月時点のデータに暴落の兆候はありません。現行 TD173DRGX の残価率 54.2% は検証済み 28 機種中 3 位で、18V の中古需要は健在です。実データが示す値下がり要因は 40Vmax の登場そのものではなく「手元の機種の世代落ち」なので、売り時は 40Vmax のニュースではなく、自分の機種が現行から何世代離れたかで判断してください。

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